コンジローマとアトピー

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コンジローマと呼ばれる性感染症がありますが、これは性感染症の中でも比較的よく知られているものであり、かかる人が多いので注意しなければなりません。
コンジローマの感染経路は基本的に性的なコミュニケーションで、セックスやオーラルセックスでも感染すると言われていますから、性交渉の機会がある人は特に注意が必要と言えるでしょう。

性感染症の多くは性的なコミュニケーションによって感染するものなので、まずは予防をしっかりと行うことが重要で、その第一歩になるのが性病検査です。
性病検査は男性の場合は泌尿器科やメンズクリニックでできますし、女性の場合は婦人科やレディースクリニックでやってくれますから、定期的に検査を受けるように心がけるといいでしょう。

話をコンジローマに戻しますが、コンジローマのやっかいなところは自覚症状がなかなか出てこないところにあって、これは菌の潜伏期間が1か月〜3ヵ月と非常に長いからです。
自覚症状が出てこない間もコンジローマにかかっている状態には変わりありませんから、もしその間に誰かと性交渉を持ったとすると、その相手にコンジローマを移してしまう可能性が高まります。

また、コンジローマの症状の特徴として痒みやイボのような湿疹が出てくることが多いのですが、これは一見アトピーと間違われることもあります。
アトピーの場合は性感染症ではありませんから、皮膚科で適切な治療をする必要がありますし、コンジローマとは根本的に原因が違いますので当然治療法も変わります。
ですから最初はアトピーだと思って塗っていた薬が全然効かなかったりすることも当然ありますので、その場合は我慢して塗り続けるのではなくほかの病院へかかってください。
アトピーは性交渉で感染することはありませんが、そういった状態で性交渉をすることはよくありませんし悪化させる原因にもなりますので、いずれにしても痒みや湿疹があるときに性交渉を行うのは控えたほうがいいでしょう。

10代〜30代の若い世代は比較的性病にかかりやすいと言われており、コンジローマにかかってしまった人も多いので、何度も言いますが定期的な性病検査が一番の予防になります。
そして自分だけが受けるのではなく、パートナーや配偶者がいる場合はその人たちも一緒に受けることでコンジローマをはじめとした性感染症を防ぐことに繋がるのです。
まずは周辺地域に性病検査ができる病院・クリニックがないか情報収集してみましょう。