コンジローマの治療

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コンジローマは性感染症の一種で、空気感染することはなく性的なコミュニケーションによって感染するのが一般的ですから、自分かパートナーが感染していればお互いにコンジローマになってしまう可能性があります。
クラミジアなどほかの性感染症にも共通していますが、性交渉はもっとも多い感染経路となりますので、根本的な原因をしっかり追求して治療していかなければなりません。
自然に治るということはありませんので、一度感染してしまうと治療するまでずっと菌が体内に残ったままの状態になってしまいますので、コンジローマかもしれない…と思ったらまずは専門の病院やクリニックへ受診して適切な治療をしてもらってください。

男性の場合は泌尿器科やメンズクリニックで治療してもらうことが可能で、その際にはまず感染しているかどうかをチェックしなければなりませんから、医師に患部を見せます。
男性のコンジローマは陰茎に「カリフラワー状」「ニワトリのトサカ状」のイボイボが出てくる症状が一般的なので、医師の前で見せるのは少し恥ずかしいかもしれませんが、医師は毎日そういった光景を目にしているので八百屋に並んでいる野菜を見ているような感覚と変わらないそうですから、あまり気にせず治療に専念してください。

コンジローマにかかっていることが確定した場合、治療法は大きく分けて2種類あります。
ひとつめは液体窒素を使った凍結療法で、これは液体窒素で凍らせた綿棒を数秒間イボイボが出ている部分にあてて凍らせます。
そんなことを患部に直接やって大丈夫なの?あとで機能不全になったりすることはないの?と心配する人も多いのですが、痛みや水ぶくれになることはあるものの、そういった心配はありませんので安心してください。
イボイボの大きさによって回数は変わってきますが、2週間〜3週間に一度治療を繰り返していき、様子をみていくというのがほとんどです。

そして抗ウイルス薬も併用して使われることが多く、これは患部に直接塗ります。
こちらはだいたい1日3回程度患部に塗るだけなので、一般的な軟膏と使い方は一緒ですし、特に難しいことはありません。
ただし注意して欲しいのは抗ウイルス薬を塗った患部を絆創膏で覆ったり、直射日光に当てたりすることはしないようにしてください。

このようにコンジローマの治療は液体窒素と抗ウイルス薬の2つを使って治療していきます。
詳しくは受診する病院やクリニックで医師に問い合わせてみてください。