コンジローマは放置しない

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コンジローマは性感染症の中でも比較的知名度が高い部類に入るので名前を聞いたことがある人も多いと思いますが、実際に自分がかかったときにどうすればいいのか?というところまでは考えていないのではないでしょうか?
日本はまだまだ性感染症に対する意識が低いため、名前を知っていてもその症状の特徴やどのような予防法があるのかなど知らない人がけっこういます。
そこでここではコンジローマについて少し詳しく説明していきますので、これを機に是非覚えてほしいと思います。

はじめにコンジローマの特徴は潜伏期間が長く自覚症状が出るまでに時間がかかるという点があげられ、これが非常にやっかいな部分になります。
潜伏期間が長いということはその期間も体内にはコンジローマの菌がいるということですから、自覚症状がなくても感染している状態は継続されていますし、自然治癒する可能性は低いので長期間体内にコンジローマを抱えた状態になることもあります。
潜伏期間は短いと数週間〜1か月程度、長いと6カ月〜1年程度だと言われていますから、その期間自覚症状がなければいつも通りの生活をしてしまうでしょう。

そしてコンジローマの感染経路は性的なコミュニケーションによるもの、あるいは小さな傷口から感染する可能性もあるので、入浴時の洗いすぎも原因になります。
つまり感染している状態でそれに気付かず性交渉を持てばその相手に移してしまうことになりますし、たとえ性的なコミュニケーションがなくても感染する可能性があるということです。

症状の特徴として最初はちょっとしたかゆみからはじまるので、あまり気になりませんが、そのまま放置しているとイボイボになってしまったり男性の場合は陰茎の周辺に症状が出てくるので性交渉ができなくなったりします。
また、症状が出てから長期間放置していると陰茎ガンになってしまう可能性もあるので、コンジローマはよくある性感染症だから放っておいても大丈夫だろう…と安易な気持ちになるのは危険です。

性感染症はいろいろなものがありますが、そのほとんどが性的なコミュニケーションを感染経路にしています。
したがって予防法としてはまず不特定多数の人と性交渉を持たないこと、さらに定期的な性病検査を受けることをおすすめします。
性病検査は泌尿器科やメンズクリニックで受けられますし、かかりつけ医を持っていれば保険適用で受けられる場合もありますので、まずは気軽に相談するところからはじめてください。