女性の性感染症にはどの程度の種類があるのか?

女性の性感染症

おりものが臭うとか量が増えるといった症状が見られると、性感染症かと不安を感じる女性もいますが、多くは雑菌が原因なので心配する必要はありません。

逆に性感染症は症状がないことが多くて、たまたま検査して見つかることも少なくないのです。

また性感染症の中には、放置していると不妊などの原因なる可能性があるので、女性は症状がなくても定期検査すべきと言えます。

ちなみに性感染症とは性行為でうつる病気で、この性行為でうつるというのは2つの意味があるのです。

ひとつは感染部位が性器なので性行為をしないとうつらない病気、もうひとつは血液などの体液にふれないとうつらない病気という意味になります。

つまり、女性が性感染症にならないための予防は可能ですし、定期検査することで早期発見・早期治療ができるのです。

性感染症の種類は?

性感染症として20種類くらいが知られていますが、種類によって自覚症状が乏しい場合もあります。

ですから何らかの症状や違和感など小さいことでも気になる場合には、まずは病院を受診して診察・検査をすることが大事です。

その為にも、女性で気になる症状とその症状で考えられる性感染症の種類を知っておくとひとつの参考として役立ちます。

まずはおりものですが、おりものが多くて下腹部が痛む場合は淋病やクラミジアが考えられるのです。

また、酒粕状やカッテージチーズ状のおりものが出る場合はカンジダが、あわ状で悪臭の強いおりものが出る時はトリコモナスが考えられます。

次に性器周辺の症状で考えられる性感染症の種類ですが、性器周辺にかゆみや痛みを感じる場合は、トリコモナス・カンジダ・性器ヘルペスなどが考えられるのです。

強い痛みを感じて排尿が困難になる時は性器ヘルペスや淋病が、太もも付け根付近のリンパ節が腫れる場合は梅毒・性器ヘルペスが考えられます。

性器や肛門周辺に痛みを伴わない乳頭状のイボができるとは、尖圭コンジロームが考えられるのです。

全身に見られる気になる症状から考えられる性感染症の種類としては、性器・肛門・唇などに痛みを伴わないしこりや腫れが発生した場合には梅毒が考えられます。

また全身に赤茶色のできものや発疹ができる時も梅毒の可能性があるのです。

のどに腫れや痛みがあって咳や熱が出る場合は、咽頭の淋病や咽頭のクラミジアが、発熱・咽頭炎・下痢・リンパ節の腫れ・倦怠感などの症状が1ヶ月以上継続する時はAIDSが考えられます。