コンジローマは悪性?

コンジローマの原因について

コンジローマとは性器や肛門周辺にイボができる病気で、性病の1つとなっています。
このような病気が起こる原因はヒトパピローマウイルスというウイルスになります。
これがあるからコンジローマが起こるのですが、このウイルスが悪性かどうか、このウイルスに少し詳しい方など気になることがあるでしょう。
ヒトパピローマウイルスとは100種類以上のタイプがあります。
その中には特に人体にとって有害な影響をもたらすタイプもあるのです。
それらウイルスは悪性として知られています。

悪性のヒトパピローマウイルスに感染したときに起こるのが、たとえば子宮頸がんです。
悪性ウイルスに感染するとそのような重大なリスクがありますから、なるべくこの悪性ウイルスに感染しないことが大事です。
このようになっていますから、やはりヒトパピローマウイルスが引き起こすコンジローマになったとき、そのウイルスが良性なのか悪性なのか、少し詳しい方など不安になることもありますよね。

コンジローマを引き起こすウイルスはどうかというと、これは悪性ではないことが多いです。
100種類以上あるヒトパピローマウイルスの中で良性のもの、悪性のものはある程度わかっており、コンジローマを引き起こすウイルスと子宮頸がんなどを引き起こすものとは別のタイプとなっています。
そしてコンジローマを起こすタイプのヒトパピローマウイルスは良性となるのがわかっており、がんなどにつながるリスクは低めとなっています。
コンジローマになったらただちに悪性のヒトパピローマウイルスに感染したことを意味するわけではありませんから、落ち着いてコンジローマの治療を受けるといいでしょう。

良性ウイルスでも放置はおすすめではない

コンジローマの原因となるのが悪性のヒトパピローマウイルスではないとわかったら、ただちに治療が必要ではないように思えるかもしれません。
しかし良性ウイルスとはいえすでにコンジローマの症状が現れている場合、放置はおすすめではありません。
放置していると症状が悪化することもあります。

原因となるウイルスが悪性ではないのは、子宮頸がんといった重大な病気につながるリスクが比較的低いという意味で、良性ウイルスが引き起こす病気は治療の必要がないという意味ではありません。
コンジローマも放置すると悪化してイボが増えたり、サイズが大きくなったりします。
また、人にうつす病気にもなりますから、症状が出ている方は性病科などで治療を受けるのが望ましいのです。
悪性ウイルスの心配はあまりいりませんが、コンジローマ自体はしっかりと治療してください。